町有林の皆伐作業を視察しました

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2015年1月16日(金)

新春に町有林の皆伐作業を視察しました

   森林認証(SGEC)をめざします

 1月9日金曜日の朝、町有林経営審議会委員の皆さんと町有林(豊坂21林班12小班)の皆伐(かいばつ)現場を視察しました。
 開拓期から戦後まで手引きのこを使用し、その後はチェーンソーによって森林の伐採が行われていました。最近の伐採作業は機械化されていて、伐採マシーンにより直径50cm程度のカラマツ55年物を切り倒し、根元からすべての枝を払うまでの時間は1分前後と聞き驚きました。私は興味津々で現場に駆けつけました。

 現場には小林満新世紀森林組合理事長がおり、町有林の皆伐作業が行われていました。重機に取り付けられた伐採マシーンが木の根元を挟むようにセットされ、両側から切込みが入るや否や、瞬く間に切り倒し、そのまま根元から幹の先まで枝払いは一気に終わり、倒された木は横倒しのまま綺麗に山積みされるのです。
 さしてけたたましい音がするでもなく、ものの見事に1本の木の伐採作業が終わりました。1日で500本の皆伐作業ができると教えられ驚きです。もちろんオペレーターの技術には目を見張るものがあります。チェーンソーによる白ろう病などは考えられない皆伐作業でした。

 訓子府町は、平成25年4月にオープンした児童センター「ゆめゆめ館」に引き続き平成27年度建設予定の認定こども園も町有林のカラマツ材を集成材に加工、天井の梁や柱に使用しようと準備を進めています。もちろん床材は姉妹町・高知県津野町の檜材を活用し、民有林をもっている方々への励ましと、子ども達にやさしい「こども園」をプレゼントできればと願っています。

 平成26年度は町有林のSGEC認証申請を行っています。SGECは「一般社団法人 緑の循環認証会議」の略称で、持続可能な森林経営を通じて、森林環境の保全と循環型社会の形成に貢献をめざし、将来的に国際基準に適合したISO認定が求められます。私どもの町有林は町民の財産として国際的な森林を育成し、管理運営を進めていますので注目してください。

皆伐作業視察