危惧されるTPP交渉参加

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2011年11月9日(水)

危惧されるTPP(環太平洋連携協定)交渉参加!

 昨年秋に管前首相が唐突にも発表した「TPP参加」は、野田首相に引き継がれ11月12日ハワイで開催されるAPECまでに参加表明されることが濃厚な情勢になっています。私どもは町議会議員全員の要請による議会を開催し全会一致でTPP参加反対の意思表示をしてきました。春には鈴木東京大学教授を招聘しTPPに関する研修と、日本農業だけではなく「国の在り方」が問われる危険な中身であることを学びました。

 10月28日オホーツク活性化期成会の要請を受け、民主党本部や北海道選出国会議員へ「TPP参加反対」の声を直接ぶつけてまいりました。道内選出の国会議員はどなたも「北海道農業が破壊する」「参加は慎重に」「アメリカのいいなり」「参加国ニュージーランドにみられる秘密主義」等々の怒りわあらわにして大変心強く感じて帰町しました。それにしても政府与党、民主党が内部で対立が続いていることも不安感で一杯でした。

 なぜ食料自給率50パーセントを目指す至極当然の考え方に立つならばTPP参加は逆方向であること、あまりにも唐突で中身の説明がなされていないこと、震災復興が遅れ、さらに農業予算が2兆5千億円を切り続けている現状の中でTPP参加に伴う農業政策が皆無である実態に一枚岩になれないのか、私には「唖然!」と言わざるを得ません。今日もカナダへ向けて研修のため出発する若き農業青年9名が挨拶に来てくれました。この若き青年たちの未来は希望に輝く日本社会であることを心から祈りたい。

TPP参加反対の要請
          TPP参加反対要請活動を行いました