乳牛共進会に出席しました

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2011年7月16日(土)

第8回JAきたみらい乳牛共進会

  昨年の共進会は、宮崎県の口蹄疫発生から全国、全道などすべての共進会が中止となり、それだけに今年の共進会にかける酪農家の意気込みが伝わってくる。
 綺麗に洗浄されたまぶしい程の牛体、背骨の毛刈りや乳房の張りなど、まるで人間の「ファッションショー」さながらである。前夜からの泊まり込みで入念な手入れが親子や隣近所の仲間によって行われ、真剣な様子は勝敗よりは酪農や牛にかける親子愛や近隣愛の象徴と思えてならない。
 準備万端後に開かれる懇親会は、出品される酪農家にとどまらず獣医、授精士、さらに農協職員と交流は深夜まで行われる。

  私は翌朝、ホルスタイン協会などから贈られた赤いジャンバーをはおり、来賓としてのご挨拶をさせていただいた。
 「昨年の口蹄疫と今年は東日本大震災の影響で全国共進会は今年も中止に追い込まれたものの、本大会の意気込みをもって厳しい状況を乗り越えていただきたい」「今日一日、皆さんと一緒に参加し学ばせていただきたい」。
 審査員の厳しい視線、牛を引きながら真剣なまなざしで大会にかける酪農家の緊張感、張り詰めた雰囲気がたまらない。審査員が「第一位は○○の...」の発表に一喜一憂、成績は別にして手塩にかけたわが子のようにまなざしは温かい。
 わが町の酪農振興に大きな役割を果たしている「共進会」、忙しい毎日だけれどもこれからも声援を送り続けたい。(7月19日記)