【町長からのお知らせ】まちづくり株式会社設立に向けてスタート~石井食品株式会社と包括連携協定締結~

まちづくり株式会社設立に向けスタート

石井食品株式会社と包括連携協定を締結

 4月9日、千葉県船橋市に本社のある「石井食品株式会社」と包括連携協定を締結しました。石井食品株式会社様は本年創業80年を迎える老舗企業であり、北海道内ではあまり見かけませんが食品添加物を使用しない調理により安心安全な商品づくり「おべんとクンミートボール」が50年以上を超えるヒット商品で知られています。また、新商品では「地域と旬」をコンセプトに「農と食卓をつなぎ子育てを応援する企業」として地域の生産者と連携した商品づくりを実践している企業であります。社長の石井智康氏との対談では創業は佃煮で煮物等にも優れた技術があり「たまねぎ」をきっかけとした連携に取り組む強い意気込みを感じました。

 本町の玉ねぎは、系統農協であるきたみらい農協に属し、町内域耕作面積が1,480ヘクタール、8万トンを超える収穫量にあり全国の玉ねぎのおよそ7%を生産しています。そのほかジャガイモは全国19位、小麦、大豆、てん菜、メロン、生乳など良質で豊富な農産物があふれています。

 包括連携協定は①地域産業及び地域経済活性化に関すること、②農業振興に関すること、③地域のブランディングに関すること、④地産地消の推進及び食育に関すること、⑤人材派遣(地域活性化起業人)に関すること、⑥持続可能なまちづくりに寄与することの6項目で連携し、「地方創生」はじめ「まちづくり株式会社」のほか多くの地域課題に民間の経験そして知恵を活かして「サスティナブル」かつ「インディペンデント」な「くんねっぷ町」に発展していかなければなりません。

 午後5時からは公民館講堂で100名を超える町民の方にお集まりいただき「地域おこし協力隊・地域活性化起業人活動報告会2025」を開催しました。

 地域おこし協力隊活動報告では昨年着任した3名から報告がありました。
 福井敬祐隊員(タウンメンテナンス担当)からは道路や河川の維持作業のほか除雪作業の準備などの業務報告のほか、彼はギタリストとしても活動しており様々な場面での演奏の報告をされました。残念ながら本年をもって退任し新たなステージに向かって旅立つようです。
 小見飛翔隊員(スポーツアドバイザー担当)からはスポーツセンターに勤務し社会体育事業の企画、運営などの報告のほか隊員が企画した「SUP(スタンドアップパドルボード)体験」を温水プールKAPPAで実施したことなどが報告されました。
 大槻一男ホナウド(タウンプロモーション担当)からはブラジル日系3世であり、くんねっぷ1分動画など住んでいる方にはわからない良さを映像化した作品を報告いただきました。

 第2部では、「どうなる?まちづくり会社」として昨年1年間、地域活性化起業人として活動いただいた「株式会社AgriInnovationDesign(アグリイノベーションデザイン)の脇坂真吏社長」から具体的な流れと70名を超える生産者や商業者、事業者とのヒヤリングの結果や美園の町営牧場でのイベントなどから町民の町を想う「くんねっぷ愛」が大きく感じられ訓子府ブランドの発信や良質で豊富な農産品の二次、三次産業化などの視点で事業構想を練っていくこととなります。

 スタッフの体制は、地域活性化起業人として脇坂氏、石井食品株式会社との包括連携協定により青山香織氏、谷克彦氏の2名、地域おこし協力隊として杉山惠美隊員、鈴木祐也隊員、6月から井上亮隊員の3名の計6名で担っていくこととなります。

 並行して首都圏でのマルシェへ訓子府キッチンカーを出店し、くんねっぷブランドづくりとアンテナショップ機能も発信していけたらと思っています。

 いずれにしましても、町長就任3年目を迎え、訓子府町が確実に前に進んでいけるよう全力を挙げて取り組んでまいります。

(令和7年4月17日 訓子府町長 伊田 彰)

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