芸術の秋に想うこと
文化の香り高い「くんねっぷ」10月は、様々な文化イベントが開催されました。
学校関係では、中学校の学校祭を皮切りに訓子府小学校、居武士小学校の学芸会が開催されました。
中学校では「創造」をテーマに「~ともに創るあふれる笑顔~」をサブテーマとして、伝統の各学級の合唱コンクールに始まりコミカルや社会風刺のある演劇など考えさせられる内容もふんだんに取り入れられ、校内展示もしっかりとした内容で表現されていたと思います。
訓子府小学校では、合唱、劇、ミュージカルと多彩な内容の発表がありました。特に数年前から町内各種イベントでヒップホップダンスを披露しているキッズダンスチーム「クラッピー」の影響か、素晴らしいダンスを披露する児童の発表もあり、すべての児童が練習に励み一丸となった学芸会を見させていただきました。
また、居武士小学校は全校児童20名と小規模校にありますが、主役、脇役、大道具係と一人で何役もこなす大活躍の子ども達、地域に根差した小規模校ならではの良さが出ていたかと思います。特に全校児童による演奏はなかなか訓練され聴きごたえのあるものでした。
そのほか、訓子府中学校吹奏楽部定期演奏会、村井秀清Merged lmagesツアー2024、第1回訓子府カラオケまつり、町文化連盟主催の「秋の文化祭」のロビー展示や11月3日には舞台発表など催物が満載であります。
町民の皆さまがかかわる活発な文化活動、冬に向かう秋のひと時の癒しを楽しんでいただけたらと想うところです。
さて、11月3日文化の日には「訓子府町功労者等顕彰式」を開催いたします。3名の功労表彰、3個人、1団体、2事業者の善行表彰を執り行いますが、ここでも中学生のジュニア管打楽器コンクール全国大会での金賞受賞、訓子府小学校スクールバンドの全日本リコーダーコンテストでの最優秀賞「花村賞」受賞など嬉しい話題を提供してくれています。
地方における様々な格差を言われる昨今でありますが、小さな町からも全国の舞台で活躍できる子ども達が育っています。指導者等には敬意を表しますとともにこんな笑顔あふれる「まちづくり」の意を新たにしたところであります。
(令和6年11月1日 訓子府町長 伊田 彰)