日出地域盆踊り大会ラストステージか
本年もお盆がスタートしました。一般的には8月13日から16日と言われています。
昨日、8月14日は日出地域(日出実践会、大谷実践会、日出町内会)で盆踊りが「日出地域発展振興協議会」主催の盆踊り大会が開催されました。
この地域の大谷地区は明治30年5月8日の北光社移民団入植があった本町開拓の地でもあり、この地の先人や先祖の霊を送り迎えることと豊穣の出来秋をお祈りするものとして古くから行われてきたと思います。
会場には恒例のやぐらが設置され、訓子府太鼓保存会が勇壮な演奏で盛り上げ、今年はキッチンカー4台のほか露店2店も出されました。
子ども盆踊りには仮装もあわせて50人を超える子ども達、大人盆踊りには多くの方が参加され、帰省されたお子さんやお孫さん、転居された方も含め地区の住民を超える500人以上の方々が夏の一夜を盛り上げ、楽しまれました。
会場入り後、協議会の名入りの法被が用意されていたことも驚きとともに歴史の重さを感じました。
水上会長から冒頭の挨拶で、現在のスキームでの盆踊りは本年がラストステージとなることが報告されました。役員会での議論を重ねた結果だと思いますが、これも新型コロナウイルス感染症の影響で数年間の休止期間を経て昨年再開したものの、高齢化する役員の皆さんが準備、片付け、当日運営など大変な思いをされてきたことも事実であります。
私からもこの歴史ある日出地域盆踊り大会を是非続けてほしいことを挨拶で述べさせていただきましたが、各地区の伝統ある半世紀にわたり続けられた催事がなくなってきています。新型コロナウイルス感染症は感染症法上の位置付けが5類となったものの地域社会には大きな傷跡を残していると感じています。
8月15日は、本町での豊年盆踊り大会が開催されます。
(令和6年8月15日 訓子府町長)