オホーツク圏活性化期成会中央要請
オホーツク圏活性化期成会はオホーツク管内3市15町村の首長、議長で構成される団体です。毎年管内の課題や各種事業進捗などを新年度予算の概算要求時期に遅れることなく、地元選出の武部代議士をはじめとした道内選出国会議員、各中央省庁の幹部に要請活動を実施しているものです。
本年は7月24日に9班に分かれ各担当部署に要請しました。
要請項目は地方財政と地域振興等で10項目、農林水産業で16項目、経済・地域活性化で9項目と多岐にわたる内容の要請となりました。
本町からは私と山田議長が参加し、私の担当は農林水産1班で農林水産省と林野庁に外国との貿易協定の適切な対応にはじまり、資材価格高騰対策、農業農村整備事業の推進、ジャガイモシストセンチュウの対策、畜産、酪農対策、森林整備と林業・木材産業の活性化対策などを中央省庁幹部へ、最後に全員で武部代議士に要請をしてまいりました。
本町の喫緊の課題である国営かんがい排水訓子府北栄地区(紅葉川)の新規着手についても強く要望をしたところです。
午後からは土地改良団体連合会オホーツク支部の農業農村整備事業の要請活動を道内選出国会議員等に要請、25日には陸上自衛隊美幌駐屯地の第6即応機動連隊の充実強化を求める要請を防衛省陸上幕僚副長へ、北海道道路整備促進期成会、北海道治水事業整備促進期成会などの道内建設関連の予算、提案政策要望を国土交通省北海道局に実施してまいりました。
要望内容は様々な項目がありますが、予算獲得を目途としていることもあり、国土強靭化基本計画の第1期の緊急対策が本年度で終了することで次期計画の早期策定と当初予算への計上や近年の物価高騰による建設工事費の増高により前年度予算のシーリングでは整備に遅延が生じることもあり「真水」の予算獲得が必要となっています。
国の予算編成では先日重要政策推進枠の設定などの概算要求基準が閣議決定され、8月末に向けて動き出したところでもあり、2025年度にはプライマリーバランスが黒字化することも発表、7月31日には日銀の政策金利の利上げを決定、16年ぶりの水準であり為替相場も円高に振れています。強い日本を取り戻さなければなりません。
来月には政権与党の総裁選もひかえ、政局が不安定な状況にもありますが、地域では豊かな暮らしの日常が戻ることを願ってやみません。
(令和6年8月5日 訓子府町長)