紅葉川令和7年度新規着手に向け中央要請
6月10日、11日に北栄、西富地区を流下する紅葉川の「国営訓子府北栄地区かんがい事業」として令和7年度新規事業着手の要請活動を行いました。
紅葉川は昭和50年代に直轄明渠排水事業として国営事業で整備されました。以来、半世紀近くが過ぎ、この間「道営西部地区畑地帯総合整備事業」などで流域からは山林が消え、全面に畑が拡がっています。
また、近年は気象変動の影響が色濃く現れ、集中豪雨が頻発し数年に1度は補助災害クラスの被災を受け、原型復旧を繰り返してきました。
町としても15年ほど前から北海道開発局網走開発建設部、自民党移動政調会を通じて本格的な整備の要請を続けてまいりました。地域では数年にわたり基礎的な調査が実施し、河合正福氏を会長に国営訓子府北栄地区土地改良事業促進期成会が設立され、令和7年度の新規着工の準備が整ったのです。
国の農業政策は転換点を迎えました。「食料、農業、農村基本法」が25年ぶりに改正され、食糧安全保障、自給率向上、適正な農産物価格形成など本年度に基本計画策定に向けた議論がはじまります。
いずれにしましても、自治体別収穫量で全国3位の玉ねぎ、同19位のジャガイモなど全国の消費者に向けた生産基盤である本町の農業であります。その生産活動の重要な基盤である排水路の整備が急がれています。今回は、はじめての中央要請となりました。
河合期成会長とともに地元12区の武部代議士の支援により対面で要請をしてまいりました。
要請活動
6月10日16時30分から 鈴木憲和農林水産副大臣
6月11日10時30分から 進藤金日子参議院議員(財務省政務官)
6月11日11時45分から 武部 新衆議院議員(法務委員長)
その後、12時から北海道土地改良事業団体連合会の全道役職者による道内農業農村整備事業の予算に関し、北海道内選出の自民党代議士への要請に参加後、6月11日13時40分から農林水産省農村振興局次長、6月11日14時から国土交通省北海道局、6月11日16時30分から農林水産省農村振興局整備部長、設計課、計画調整課、水資源課ほか要請を行いました。
上京の往路、復路ともに農林水産省との意見交換会に出席の町内農業者団体26名と一緒の便となり、60代は探さないといないなど、世代交代された経営者がたくましく見えました。
(令和6年6月24日 訓子府町長)
武部 新衆議院議員(法務委員長) 進藤金日子参議院議員(財務省政務官)
鈴木憲和農林水産副大臣